大潟中学校の文化祭が無観客となり、保護者にはライブ配信がされました。
動画配信については、職員の方々はとても苦労されたんだと思いますが、時間的制約の中での準備や機材の限界があったように感じます。
特に機材に関しては、交付金などを活用してしっかり整備してもらうべきだったのではないかと思い反省しています。
学校行事の実施について
最近、国も様々な学校行事を感染対策をしながらも実施するように通達しています。
その結果、修学旅行は県内での実施となったり、文化祭や運動会は保護者などを入れず内容も最低限で、と言うような形での開催となります。
今回の文化祭の配信では、小学生の娘たちが配信見ながら、「●●先輩だー」と言ってるのを見て、そういや僕らが子どもの頃から、田舎の小学生にとっては貴重なイベントであり、中学校の文化祭に遊びに行き、そしてさほど歳は違わないのに、しっかりとしているお兄さん、お姉さんの姿を見る場だったように思います。
中学校の教育活動には直接関係ないかもしれませんが、それが結果として、小学生への教育の場でもあったように思います。
保護者や兄弟、地域の人は入れなかったものの、中学生たちが自分たちで作り上げる文化祭は実行できたので、学習指導要領に則る学校行事・教育活動としては滞りなく行われた、と言う評価になるのでしょう。
ただ、その活動を見る側の保護者・兄弟・地域の人、見られる側の生徒、それぞれに例年であれば学習指導要領を超えた学びがあるものだとも思います。
新型コロナの感染状況によるやむを得ない部分はあるので、今回観客を入れなかったことが間違っている、と言うつもりはありません。
ただ、規模が縮小されたり保護者や地域の人を入れずに実施した行事について、「文化祭(修学旅行)が問題なくできた」と言う評価ではなく「やむを得ない形で行った」とは思っていただきたいと思います。
「問題なくできた」ではこの先、同じ状況になれば同じような形で行われるからです。
そうではなく、保護者だけでなく後輩や地域の人にも見てもらえる形(または修学旅行で東京などなかなか行く機会のない場所に行くこと)が教育的にも必要だという理解の元、仮に来年もコロナの状況が続いたとしても、来年は何らかの形でもう少しそういったことができないかを模索しての開催を願いたいと思います。


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