新型コロナワクチン接種について、高齢者は接種が始まっていたり、案内が届いたりしているためある程度状況がわかっているようです。
ただ、それ以外の方は案内がまだ来ないため、「どうなってるの?」「都会で集団接種しているから田舎の大潟村はどうせ後回しでしょ?」と言う話も聞く機会が多いのでまとめてみました。
2021年6月2日時点で私が理解している範囲の状況です。
大潟村の接種対象者数
2月時点での情報ですが、以下の通りとなっています。
大潟村の人口 3,164人
接種対象者 2,804人 ※16歳以上
(うち65歳以上) 1,018人
なお、村では2月に全対象住民を対象にワクチン接種の希望調査をしており、上記の全員が希望しているわけではありません。
※県立大学の寮生に関しては、年度をまたいで転入・転出される方が多いので、別途4月以降に意向調査を実施したとのことです。
優先順位
国の定める優先順位(原則)
- 医療従事者
- 65歳以上の高齢者(R4年3月31日)
- 基礎疾患を有する人
- 高齢者施設などの従事者
- 60~64歳の人
- その他
村としての順位(R3年6月時点)
原則は国の順位に沿う形になりますが、下にも記載していますが、ワクチンのロット数にあわせた形で人数をまとめる必要があり、多少線引きなどを調整しているようです。
また、医療従事者に関しては原則、自治体が関与しない形での接種のようですので、
- 村内介護施設(ひだまり苑)入居者・職員・80歳以上の高齢者
- 65歳~79歳の高齢者
- 基礎疾患を有する人、50~64歳の人、保育士
- その他
大潟村の接種方法
ワクチン接種には接種会場での集団接種とかかりつけ医で行う個別接種がありますが、大潟村は「集団接種のみ」となっています。(村内介護施設については施設で実施)
集団接種会場は、村民センターのホールです。
なお、すでに5月上旬より接種会場としてパーティションや椅子・机などが設置されているため、今後ワクチン接種が終わるまでは村民センターのホールは利用できません。
接種状況
接種を希望した方のうち、
- 村内介護施設(ひだまり苑)入居者・職員・80歳以上の高齢者に関しては、5月中旬より1回目の接種を開始し、今週で2回目の接種まで完了します(約500名)
- 65歳~79歳の高齢者に関しては、来週から1回目の接種を開始し、6月末ごろまでに2回目の接種を完了します。(約500名)
- 基礎疾患を有する人、50~64歳の人、保育士に関しては、7月5日頃から1回目の接種を行い、7月末までに2回目の接種を完了する予定です。(約1000名)
人数の約500名、1000名はかなり大雑把な数字ですが、現在村に届くファイザー製のワクチンは1ロットが約1000回分となっており、それを一人2回接種する必要があるため、1ロット届くごとに500名単位程度ずつで接種を行っています。
なお、最近他所で色々と話題とはなっていますが、キャンセルがあったりした分などは、接種を行っている会場のスタッフ、ボランティアなどへの接種を行っているようです。
この先の予定
6月初旬時点では、6月末~7月初旬までに入荷する4ロット(約2000人分)しか、ワクチンの入手の見通しが立っていませんが、今後ワクチン入手が判明次第、準備をして接種を進めて行く予定となっています。
また、現在は集団接種が平日のみとなっているため、今後、仕事などで週末しか接種できない方のための接種日なども設定をする予定となっているようです。
仮に対象者の全員が接種するとして、16歳以上人口2804名のうち残り約800人分が現時点では未定の状態です。
なお、大潟村の場合は、
- 村内に医師が常駐する公営診療所があるため、接種を行いやすい
→平日午後を集団接種に割り当てている - 人口が少なく町内会組織などを通じて全対象者の接種の希望有無が事前に確認できている
- 希望者に対し日にちを指定して集団接種を行っている(電話予約不要)
と言うことで、村内での準備はスムーズに進んでいる状況ですので、ワクチンの配分がボトルネック、と言うのが正直なところではないかと思います。
(逆に言えばワクチンさえ届けばこの先もスムーズに接種できるのと思います)
その他
最初の希望調査の段階で「ワクチン接種を希望しない」とした場合も、あらためて希望される場合は接種が可能です。保健センター・相談窓口までご連絡下さい。
大潟村保健センター TEL. 0185-45−2613
大潟村新型コロナワクチン相談窓口 TEL. 080-7740-0141
※以上、6月2日時点の状況です。


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