活動報告 2020/10/4-10/10

今週は10月6日に全員協議会が開催されました。

全員協議会は、月に１度議員全員が集まり、当局側から直近の人事や事業に関する連絡や説明が、議員同士の打ち合わせが行われます。

今回の当局側からの説明では、先日の定例議会で補正予算を承認したものの、助成対象などの細目の見直しを求めていたPCR検査補助事業（村出身者で村に一時的に戻る学生に対する検査費用の一部助成）の検査対象について、の説明がありました。

当初、村出身の学生と、村に３日以上滞在する人（主に仕事で村に来ることを想定）を対象していましたが、後者の対象が曖昧なこと、また本来仕事で必要であれば事業者が負担すべきものであること、から、見直しを求めていました。

結果として、今回は村出身学生のみを対象とすることとしたとの報告がありました。

なお、この事業は10月9日から実施されています。

その他、議員同士の打ち合わせでは、村の審議会・委員会などへ議会代表者（議員）が委員となって出るべきかどうか、と言う議論が出ました。

審議会・委員会は、村が設置し、その中で有識者や村民代表が話し合って答申が出ると、村がそれに沿う形で事業を立案し、予算などをつけて議会に議案として提出します。（絶対に沿う必要はありませんが）

その審議会に議員が入っていた場合、議会で事業予算で否決をした場合に、議員も参加した審議会の結果と、議会での採決結果に齟齬が出ることとなります。

また、齟齬がなくとも、村の事業をチェックすべき機関である議会の議員が、村主催の審議会（＝事業を検討する側）にいるのはどうなのか、と言う意見もあります。

あわせて、チェック機関である議員が、審議会において利益誘導を目的に、恣意的に議論を誘導する可能性も指摘されています。

一方で審議会などで議論を経て結果が出てきている中、議会がその詳細を把握していないと、手間が増える部分もあります。（その点に関しては審議会事務局などに結果だけでなく、経過も含めて説明をしっかりしてもらうことで回避できる、と言う考え方もあります）

そのような様々な意見はありますが、個人的には、以下の理由から、条件付きで参加した方がいいのと思っています。

村の中の様々な議論を知るためには、参加した方がいい
議員活動を通して得た様々な情報を有していることがあり、その情報を加えることで、議論が活発になり、村にとってよりよい結果になる可能性がある。
当局が進める事業の理由付けとして「村民参加の委員会で決まったので」と言うためだけに審議会が開催される可能性もあり、その場合には、あえて当局側の意に沿わない情報を出してこないなどで、当局が望む結果へと議論を誘導する可能性もゼロではないため、その時点からチェック機関として入る意味合いがある。
そもそも、（言い方悪いけど、）村民も含めて話し合う場に村内の一機関・団体である議会から人が出てこず、その上、最終的に出てきたものだけで判断するよ、って、そんなに議会は偉いのか？

ただ、一方で、議会代表として参加する以上、議員としての個人的意見は避けるべき（どうしても発言するにしても、議会を代表しての意見ではないと明確にすべき）だと思います。

そう考えると、村議会としての村の審議会・委員会への出席に関しては

と言う形が個人的にはいいのではないかと考えています。

ただ、全国的には最初に書いた通りチェック機関として、村が主催する審議会・委員会などには入るべきではない、と言う考え方が増えつつあるようです。

今後、この点は議員同士で話し合い、早々に決めた方がいいのではないかと思います。

９月定例会後に発行される議会広報は、前週までに原稿は提出して、今週は校正作業でした。

それぞれの委員が書いた原稿の言い回しの統一、前回までの議会報との言い回しなどの整合性を取るなど、新しい委員になって初回だったため朝から夜まで一日仕事となりました。

計３回ほどの校正を経て、今週末から来週には村内に配布される予定です。

誤字脱字探しはできればご遠慮ください（笑）。

先週は、公式な議会だよりと並行して、個人的な活動報告書の配布に向けて準備を進めていました。

議会だよりは客観的に、バランスを取った編集が求められますが、個人的に発酵する活動報告は自分の主張を強く書くことができます。

その分偏りがあると言われればそれまでですが、月内には発行する予定ですので、ぜひ他の方の活動報告、また議会だよりや、村の広報などもあわせて読んで頂ければと思います。

１０月１１日からの週は、最後の議会だよりの校正作業があります。それ以外は、個人的な議員活動報告の発行、活動報告会の準備などの時間になると思います。