保育園解体(R3年3月議会)

少し時間が経ちましたが、3月議会で話が出た内容で特に関心が高そうな項目に関して書いていこうと思います。

旧保育園の解体が決まりました。

新しいこども園ができたことで、利用されていない旧保育園の建物について、数年前から村民も交えた検討会で活用方法をさぐってきていました。

ただ、耐震工事にコストがかかることに加え、子ども用がメインとなっているトイレなど水回りの改修なども行うとなると相当なコストがかかることもあり1年ほど前に検討会でも活用しない(今後解体を行う)と言う方向性が決まっていました。

今回、R3年度予算において旧保育園の解体費用として8800万円が計上されていますので、R3年度中に解体工事が行われる見込みです。

公共施設をどう整備していくか

旧保育園については、耐震補強や改修を行ってでも施設を有効活用して欲しい、と言う意見もあったと聞いています。

確かに使い道があるならば、新たに建てるよりは耐震・改修工事をした方が安いかもしれません。

ただ、それはあくまでも本当に必要な使い道が存在する場合であって、建物があるから何かに使おうか…と言うことから考える使い道は違うと思います。

正確な数字は忘れましたが検討会で出た話では、耐震補強だけで2千万円程度だったと記憶しています。

さらに水回りの改修であったり、すでにかなり建設から年月が経過しているので、今後も毎年のように補修費がかかっていくことになります。

また、仮に補修がなくても、維持のための水道光熱費、管理費などがずっと発生していきます。

この先の村の人口や主産業の状況を考えると、人口や税収が右肩上がりで順調に伸びることは難しいでしょうし、国全体の財政が厳しくなる中で、国からの財源も減る可能性が大いにあります。

従って、公共施設は、できるだけスリム化していくことが必要ではないかと思っています。

ただ、当然ながら公共サービスですので施設をただ減らせばいいというものではありません。

既存にしろ新設にしろ、いかに村民が有効に活用するか、また長期的な維持コストを下げながら、最大限の村民サービスを提供できるか、と言う視点で考える必要があると思います。

その意味で考えると、今回の旧保育園の新たな活用方法に関して検討会で色々と意見が出たり、また村民の方から直接話を聞いた範囲では、要望のある使い方に関しては、他の既存の公共施設をうまく活用すれば対応できるのではないか、とも思いますので、今回は解体の方向がいいのでは、と考えています。

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