新学期に入り、小中学校でのタブレットを活用した学習がいよいよ始まります。
今年度大潟中学校は県によるICT活用のモデル校(小中あわせて県内6校)に指定され、県からの支援も含めて、先進的な取り組みが行われると期待されます。
大潟村は小中連携教育がされており、またICT活用に向け県から派遣の指導主事は、小中どちらも指導できる体制となっているので、小学校でも同様に積極的なICT活用が行われる見込みです。
先日、息子の中学校PTAの学級懇談に行って話を聞いてきましたが、
- タブレットの校内での貸与は来週から。
- 家庭への持ち帰りはセキュリティの設定ができ次第開始
- 家庭学習ノートは当面続けるが、副教材の問題集(ワーク/ドリル)は購入せず、タブレットで使える問題集システムを活用する(夏休みなどの長期休みも)
とのことでした。
なお、タブレットで使える問題集は、苦手なところやつまづいたところなどは前年や小学校の内容に戻って練習をすることができ、また学校の先生側でどんな問題をやって、どこを間違えたかなどを確認することもできるようです。
初めての一般質問がギガスクール構想についてでした
個人的な想いになりますが、昨年9月に議員となって最初の一般質問がこのギガスクール構想についてでした。

タブレットの積極的な活用を!と言うことで、
- 休み時間などを含めて自由に使えたり、また、家庭に持ち帰って活用したりすることを想定しているのか。
- 独自性のあるタブレットの活用策は考えているか。
などを質問しました。
教育長の答弁としては、
- タブレットの休み時間の利用や家庭に持ち帰りは現段階では計画していない。授業中の端末活用を第一義的に、その後徐々に学校での自由時間や家庭学習に活用することを想定する。
- まずは授業時における学習活用であり、村独自の活用はタブレット活用が定着後に多様な角度から活用を図ることが順序である。
と言うことで、タブレットの本格活用は時間がかかるかな、と思っていました。
余談ですが、個人的には、「まずは…から」と言う答弁を多用される方がいるのですが「そんなもん、まずは、じゃなくて同時並行で進めろよ!」と感じるので大嫌いです(苦笑)。
しかし、今回の県のモデル校認定、そして指導主事の派遣、と言う中で、一気に進んだ感があります。
半年前に「積極的に進めろ!」と言っといてなんですが、保護者の視点で言えば、こんんなに一気に進んで大丈夫?と少し不安に感じるところもあります(苦笑)。
不安な点や課題は?
急にタブレット活用が進んだことで、家庭でも不安になっている部分があるかと思います。
- 家庭に持って帰ってきてタブレットを壊さないか。壊したら弁償しないといけないのか?
- 家庭のネット環境をどう整備したらいいのか?
- セキュリティや家庭で使うためのルール作りは?
- タブレット使っていても勉強しているのかあそんでいるのかわからない。
- 家庭でどのように使い方・勉強をサポート・指導・チェックしたらよいか。
- 試験は手書きしなきゃいけないのに、タブレット学習でいいのか?
- そもそもタブレットでの学習の効果は高いあるのか?
あげればキリはないわけですが、それを全部解消してから始める、では遅すぎると思います。
また、実際に使い始めると、考えていなかったようなの課題も出てくると思います。
従って、問題があればすぐに対策・改善ができるようにしながらICTの活用を進めて行くべきだと個人的には思っています。
ただ、家庭において不安があるのは事実だと思いますので、教育委員会・学校側には些細なことと思える部分も含めて保護者や生徒の不安を解消するような対応・情報発信をしてもらいたいと思います。
また保護者側も、気になる点は臆することなくどんどん学校や教育委員会に聞いてもらいたいと思います。
もし自分で聞くのは不安だな、と言うことがあれば、村の議員や教育委員を捕まえて、つかいっぱしりで聞いてこい、と言うのもまったく問題ないです。
僕でよければいつでもお声がけ下さい。


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